量子コンピューティングEXPO【春】2026レポート:注目の出展エリアとは

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2026年4月開催「量子コンピューティングEXPO【春】」を出展エリア構成から解説。新設「Quantum Gateway」など出展検討の判断材料をまとめました。

2026年4月に東京ビッグサイトで開催された「量子コンピューティングEXPO【春】」は、AI関連5展示会からなる「NexTech Week 2026【春】」の一部として実施されました。本記事では公式発表をもとに、出展エリアの構成と今回の変化を整理し、出展検討企業への示唆をまとめます。

【1】展示会の基本情報と今回の実績

量子コンピューティングEXPO【春】は第6回を迎え、2026年4月15日(水)から17日(金)まで東京ビッグサイト西展示棟で開催されました。主催はRX Japan株式会社です。

量子コンピューティングEXPOは単独開催ではなく、AI・量子コンピュータ・ブロックチェーン・ヒューマノイドロボットの最新テクノロジーと、デジタル人材育成サービスが出展する5つの展示会で構成される「NexTech Week 2026【春】」の一角を占めます。主催者発表によれば、NexTech Week 2026【春】全体で33,612名が来場し、前回開催比121%と大きく伸長しました。ただし、この数値はNexTech Week全体(5展示会合算)の来場者数であり、量子コンピューティングEXPO単独の出展社数・来場者数は公式サイトで要確認です。

項目 今回(2026年4月・NexTech Week全体) 前回(2025年4月)
会期 4月15日~17日(3日間) 公式サイトで要確認
来場者数 33,612名 前回比121%の伸長と発表
構成展示会数 5展示会(うち1展示会が今回初開催) 4展示会

【2】出展エリアの構成

量子コンピューティングEXPO自体は金融機関や製造業をはじめとする様々な業界の企業に、新しい技術・製品や研究開発事例を広くアピールできる場として、量子コンピュータ本体・量子ソフトウェア・周辺機器・研究開発成果などを扱う企業が集まる構成です。今回はここに、新設の特別企画ゾーンが加わりました。

Quantum Gateway(クアンタム・ゲートウェイ)

今回初めて設けられた特別展示企画で、未完成の量子技術から未来のビジネスを創出することを狙いに、量子コンピューティングEXPO内に誕生しました。実用化フェーズにまだ達していない萌芽的な量子技術を持つ大学・研究機関・スタートアップが、共同研究先や事業化パートナーを探す場として位置づけられています。

Quantum Square(クアンタム・スクエア)ほか併催企画

従来から実施されている企画として、来場者・出展社間の交流を目的とした特別企画があり、今回も「AI Table」「NexTech Summit」「Quantum Square」「出展社同士のMeetUP」といった企画も連日多くの来場者で賑わいました。

同時開催の他4展示会

NexTech Week全体としては、第10回AI・人工知能EXPO、第7回ブロックチェーンEXPO、第6回量子コンピューティングEXPO、第5回デジタル人材育成支援EXPO、第1回ヒューマノイドロボットEXPOの5展示会で構成されており、このうちヒューマノイドロボットEXPOが今回新設された展示会です。デジタル人材育成支援EXPOは2026年から名称を刷新し、AI時代の人材・組織改革をテーマとするEXPOとして開催されました。

このほかにも複数の企画コーナーが設けられており、詳細な区画数・面積配分は公式サイトで要確認です。

エリア名 主な取扱分野 規模の目安 前回からの変化
量子コンピューティングEXPO本体 量子コンピュータ本体・量子ソフトウェア・周辺機器・研究開発成果 公式サイトで要確認 継続開催(第6回)
Quantum Gateway
(クアンタム・ゲートウェイ)
実用化前の萌芽的な量子技術、共同研究・事業化パートナー探索 公式サイトで要確認 新設
Quantum Square
(クアンタム・スクエア)
量子分野の交流・情報発信企画 公式サイトで要確認 継続開催
ヒューマノイドロボットEXPO 次世代ロボット・フィジカルAI 公式サイトで要確認 新設(第1回)

【3】今回盛り上がったテーマ

量子技術の事業化・共同研究マッチング

今回の目玉であるQuantum Gatewayの新設は、量子コンピューティング分野で「研究段階の技術をどう事業に結びつけるか」という関心が高まっていることの表れといえます。未完成の量子技術から未来のビジネスを創出するという企画趣旨自体が、単なる製品展示だけでなく共同研究・提携マッチングへのニーズを反映しています。

AIの社会実装・現場活用

NexTech Week全体としては、AI・生成AI・AIエージェント、ヒューマノイド・フィジカルAI、量子コンピューティング、AI時代の人材・組織改革といった分野で、数多くのセミナーや特別企画を実施しました。企業事例を通じた具体的な取り組みや、導入時に直面する課題、組織や人材の変革にまで踏み込んだ議論が多く、「技術をどう使い、どう根付かせるのか」という実践的な視点での情報収集の場として高い評価を得ています。来場者数が前回比121%に伸びた背景には、こうした「実装フェーズ」を意識した企画構成があったと考えられます。

【4】出展を検討する企業への示唆

  • 量子ハードウェア・ソフトウェアの完成度が高い製品は、量子コンピューティングEXPO本体での商談型出展が候補になります。
  • 研究段階・実用化前の技術やアカデミア発のシーズは、共同研究先探索を主目的とするQuantum Gatewayのような特別企画枠の活用が選択肢になります。
  • 金融・製造業・材料メーカー・社会インフラ・物流など、量子技術の応用を検討する業種の来場が見込まれるため、業種横断的な商談を狙う企業にも適しています。
  • NexTech Weekは春(東京ビッグサイト)・秋(幕張メッセ)の年2回開催であり、次回の出展枠や早期申込の可否、料金体系は公式サイトで要確認です。

【5】まとめ

量子コンピューティングEXPO【春】2026は、既存の商談型出展エリアに加えて「Quantum Gateway」という事業化前段階の技術に特化した企画枠を新設したことが最大の変化でした。NexTech Week全体の来場者数が前回比121%となったことも踏まえると、量子技術を「見せる」段階から「実装につなげる」段階への関心の高まりがうかがえます。

【6】OpenExpo編集部より

この記事について

OpenExpo編集部

今回新設されたQuantum Gatewayは、完成品を並べる従来型の展示とは異なり、共同研究や事業化パートナー探索を目的とした枠組みです。自社の量子関連技術がどの成熟度にあるかを見極めたうえで、本体エリアか特別企画枠かを選ぶ視点が重要になります。また、量子コンピューティングEXPO単独の出展社数・来場者数は公開情報からは確認できなかったため、出展を具体的に検討する際は主催者の公式資料・開催報告書を必ず確認することをおすすめします。

引用元

この記事を書いた人

OpenExpo編集部

OpenExpoの編集部です。世界各国の展示会情報をピックアップで紹介し、編集部のコメントなども記載いたします。